Cue はブラウザに組み込んで使う AI アシスタントだ。対応先は X(旧 Twitter)と Threads。タイムライン上で気になる投稿を開き、拡張アイコンのボタンを押すと、投稿の内容に沿った返信候補が3つ出てくる。「あれこれ考えずに、まず顔を出す」ことを重視する人には、地味に助かる動線になっている。
買い切り $11.99 は、AI ツールとしてはむしろ珍しい
多くの生成 AI ツールが月額サブスクリプションを採用する中で、Cue は 一度買い切ればそれで終わり。価格は $11.99 で、今後のアップデートも含まれる。ただし利用には自分の Claude API Key が必要だ。公式によれば、サーバーを介さずに API へ直接リクエストを送るため、データは Anthropic にしか渡らない。従量課金のコストは、1回あたり約 $0.005 とされる。
「あなたの口調」はどうやって作られるのか
このツールの面白い点は、プロンプトを頑張って書かなくても良いところ。代わりに、自分が過去に書いた投稿を何本か貼り付けると、語尾や言葉選びの傾向を学習してくれる。さらに「賢い」「面白い」「反主流」「応援」「質問」の5つの口調が用意され、独自の命令も重ねられる。
返信のときはワンクリックで3候補。下書き投稿のときは「ざっくりした思いつき」を放り込むと、フック付きの下書きを3本組み立ててくれる。X では開いている投稿を自動で読み取るが、Threads はテキストを選択してから拡張を呼ぶ必要がある。
- 3件の返信候補をワンクリック生成。口調は5種+カスタム
- 過去投稿から個人の語彙・口調を学習して反映
- 思いつきレベルの文章を、フック付き投稿下書きに変換
- サーバーを介さず、API Key と入力はブラウザ内で完結
頻繁に「顔を出す」仕事をしている人には刺さる
創業者、個人開発者、SNS運用代行者など、毎日 X と Threads に書き続ける人は、この「返信の初稿を3秒で出す」機能が何より効く。インフルエンサーの投稿への返信、自社見解の発信、フォロワーとの雑談——そういう積み重ねに時間を取られがちなら、Cue に初稿を任せて自分は加筆だけする運用は現実的だ。
ただし注意も必要。生成された文をそのままコピペして使い続けると、自分の発信が AI っぽい単調さに寄っていく。あくまで下書きツールと割り切るべきだろう。また、API 従量課金なので、毎日大量に使うと月の請求が10ドルを超える可能性もある。頻度が高い人は、$11.99 とは別にランニングコストがかかる前提で計算した方がいい。
ほかにも、対応プラットフォームが現時点で X と Threads に限られる点は割り切りだ。公式は返信の型、バズりやすいフック、15分で読める使い方マニュアルも同梱しているので、試しやすさは十分。7日間の返金保証付きなのも、気軽に触るにはありがたい。
要するに Cue は、SNS 上での存在感を維持したい人が「語彙を絞り出す作業」から解放されるためのツールだ。月額課金に疲れた人にとっても、買い切りという選択肢は明確な安心感がある。投稿するのが仕事の一部だという人なら、一度試してみる価値はある。











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