日本市場向けの海外ブランドなら、Googleでの検索順位は気にするだろう。しかし、いまや日本のバイヤーはChatGPTやGeminiに直接「この業界でおすすめのツールは?」と聞く。その時、自社ブランドが答えに含まれていない——これは運ではなく、AI検索時代の可視性の問題だ。
Japanly AEOは、まさにこの課題に特化した独立型の診断ツール。公式サイトによれば、初回スキャンは無料で、約2分で結果が出る。クレジットカードも不要という。
「AIに話しかけられてる?」を数値化する
このツールはChatGPT、Claude、Geminiの3つのAIに日本語で質問を投げかけ、ブランドがどう扱われているかを採点する。評価軸は3つ。
- 引用率:5問中何問でAIが自社ブランドに言及したか
- 敬語適合度:AIがブランドを語る際、日本語の敬語として自然かどうか。これは他のAEOツールにはない日本独自の指標
- 引用構造:サイトの構造化データがAIから参照されやすいか
結果は総合スコアとなり、RED / YELLOW / GREENの3色で深刻度がわかる。さらに具体的な日本語のテスト質問と、優先度つきの改善リストまで付いてくる。
クロールしない、CRM非依存という割り切り
面白いのは、Japanly AEOはユーザーのサイトをクロールしないこと。URLはあくまでブランドのIDとして使われる。そのため、スキャンは速いし、プライバシー上の懸念も少ない。
また、CRMに紐づいていない点も「独立測定」を謳う理由だろう。HubSpotでもSalesforceでも、はたまたCRMなしでも、同じ条件で測定できる。
現在は日本語・英語の2言語に対応し、開発は東京。ただし、スコアリングモデルの詳細なキャリブレーションについては公開情報が少ない。
2分でわかる「AI検索での存在感」
使い方は簡単。サイトのURLを入れて、業界カテゴリを選ぶと、5つの典型質問が自動セットされる。あとはAIがどう答えたかを確認するだけ。サンプルでは「サンプル株式会社」がAIによって紹介されたり無視されたりする様子が示され、ブランドごとの差が一目瞭然だ。
このツールが特に役立つのは、日本向けB2Bの海外SaaSブランドと、日本市場のSEO担当者。従来のGoogle対策に加えて、AIからの見え方を診断できるのは実用的だ。敬語スコアが低ければ、AIに不自然な日本語で紹介されている証拠。引用構造が悪ければ、マークアップの見直しが次のアクションになる。
ただし、無料スキャンはあくまで入り口。公式には「プロフェッショナル監査」も用意されているが、価格は非公開だ。まずは無料版で雰囲気をつかんで、必要なら有料監査を検討するのが現実的だろう。











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