B2Bの現場には今、AIツールが溢れている。文章、画像、顧客分析、それぞれの“最高”を集めようとすると、月額課金は積み上がり、画面の往復だけで半日が終わる。AIVEXLOは、そんな作業の断片化を嫌ったチーム向けに設計された、B2B営業とグロースに特化したAIワークベースだ。
40以上のマイクロアプリを、ひとつの流れに
AIVEXLOの特徴は、40以上の専門マイクロアプリを揃えていることだ。ひとくちにAIツールと言っても、ここでは単発の生成だけを売りにしているわけではない。公式サイトを見ると、Marketing Master(マーケティング施策の立案)、Business Brain(ブランドの声を学習させる仕組み)、Lead Vault(サイト訪問者のリード管理)といった機能が、営業フローに沿って並ぶ。
そこにあるのは「いくつかの生成ボタン」ではなく、マーケティング → 見込み客化 → クロージングという一連の流れだ。たとえば、ブログ記事を作るだけでなく、それを配信するSNS投稿、セールスレター、見込み客フォローアップの文面まで、ひとつのテーマに沿って作り直せる。バラバラだった作業が、ひとつのプロジェクトとしてまとまる。
特に面白いのはBusiness Brainの考え方だ。AIが単に“上手い文章”を書くのではなく、登録されたブランド情報やトーンを学習して、組織の人間が書いたような違和感のないアウトプットを返す。売る相手が企業なら、こうした“らしさ”はスルーされないための重要な要素になる。
専門外の業務でも、迷わずスタートできる
公式の説明では、セットアップは「1分で完了」とされている。実際に触る前に申し込むのは怖いが、画面設計を見る限り、プロンプトを工夫するトライアル・アンド・エラーはほぼ不要だ。使いたい業界や職種を選べば、それに合わせたマイクロアプリが出てくる。
例えば、不動産エージェント向けの提案書テンプレート、製造業のB2B営業向けの月間コンテンツプランなど、業種ごとにパッケージ化されている。ゼロからプロンプトを組み立てる知識がある人なら逆に物足りないかもしれないが、ふだんAIに触れていない営業チームには、この“初速”は大きい。
- マーケティング施策の立案から投稿文作成、広告コピーまでを、場面ごとのマイクロアプリで実行
- ブランドのトーンをBusiness Brainに学習させ、社内から出たような違和感のない出力に近づける
- Webサイトの訪問者をLead Vaultで拾い、営業アクションにつなぐ導線も用意している
価格はシンプル、でも読み取りに注意
現時点で明確に公開されているのは、Basicプラン29€/月。全AIアプリが使えるとされるが、クレジット上限(“Up to 30 credits”)という表記があり、実際の利用量と料金の関係はもっと見えてくるはずだ。上位プランやBusiness Brainの本格利用は、公式サイトの案内を確認してほしい。
「無料登録」とあるが、あくまでサインアップが無料という意味で、機能を使うにはサブスクリプション契約が必要だ。ここは誤解しないようにしたい。
AIVEXLOが刺さるのは、B2Bセールス、コンテンツマーケティング、外資系のグロースチームだろう。複数のAIサービスを並行して使っているコストと手間を考えれば、月29€という出発点は割安に感じられる。反対に、年に数回AIを使うだけなら、まだオーバースペックだ。無料登録して、まずUIの流れが自分の仕事に馴染むかを見てから契約するのがおすすめだ。











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